AI+内視鏡専門医によるハイクオリティな内視鏡検査


富士フイルムの診断支援機能(CAD EYE)を当院では上部、下部内視鏡検査、及び胸部レントゲン検査に導入しています。
正直なところ内視鏡のAI画像診断能力は未だ内視鏡医の目を超えるところまでは到達していません。しかしそう遠く無い将来に無くてはならないものとなる可能性を感じており全てを導入しています。
上部内視鏡検査(痛くない、苦しくない胃カメラ)

咽頭、食道、胃(上部)内視鏡検査で経鼻から行う場合には経口と違い嘔吐反射が起きにくいので、通常は全身投与の鎮静剤を必要としません。しかし希望があれば鎮静剤を使用して楽に検査を行って頂く事も可能です、お気軽にお申し付け下さい。(鎮静剤を使用した場合は検査終了後に1時間程度お休み頂く必要があります。)
当院では外来診療の前に早朝から内視鏡検査を行っております。午前8時に検査をご予約頂ければ8時30分には終了しておりますので、そのままお仕事に行って頂く事が可能です。
また、当日の検査も受け付けております、前日の夜9時から絶食として来院下さい。その場合外来の合間に行いますので混み具合によってはかなりの時間をお待ち頂く事があります、また当日は難しい場合もある事をご了承下さい。
鼻腔が狭い、鼻出血しやすい場合などにより、鼻からの内視鏡の挿入が困難な場合は、 経口内視鏡に変更する場合があります。
胃内視鏡検査(胃カメラ)の偶発症や検査前後の注意事項
こちらにまとめてありますので御一読下さい。また検査同意書が付属しております。
下部内視鏡検査(痛くない、苦しくない大腸カメラ)
がんは日本人の死亡原因1位の命に関わる病気です。
大腸がんは40歳ころから増え始め、50歳代、60歳代、70歳代と高齢になるほどその確率は高くなります。
当院では40歳から定期的に大腸カメラを受けることをおすすめしています。大腸がんの進行速度は比較的遅いため、2~5年(頻度は個人差がございます)に一度の検査で充分な効果が期待できます。
また、大腸がんは早期に発見して治療を開始すれば、ほぼ治る病気です。全国がん(成人病)センター協議会のデータによると5年生存率は、ステージⅠなら97%、ステージⅡでも90%と高いものになっています。
当院では、気軽に定期的にレベルの高い大腸カメラを受けて頂くために、最新鋭の内視鏡機器及び周辺機器を使用し、熟練した内視鏡学会専門医が検査を行い「痛みのない」「苦しくない」大腸カメラを行うように心掛けております。
基本的に検査の際に鎮静剤を使用しております。鎮静剤は苦痛を軽減すると同時に緊張を和らげる効果があります。検査終了後に1時間ほどの休憩が必ず必要です。検査の日には車の運転を控えていただく必要があります。
大腸(盲腸~直腸)を観察し、異常の有無および病気を発見・診断し、適切な治療方針を決定することが検査の目的です。今回の検査中に大腸ポリープを認め、内視鏡治療の適応と判断された場合は検査に引き続いてポリープ切除などの内視鏡治療を行います。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の偶発症や検査前後の注意事項
こちらにまとめてありますので御一読下さい。また検査同意書が付属しております。
最新の内視鏡設備+AIの導入

次世代内視鏡システムの『ELUXEO 8000 SYSTEM』(2025年)(FUJIFILM)を導入しています。
同機種の経鼻内視鏡画像は今までのものと比較して遙かに明るく鮮明です。
内視鏡診断支援機能「CAD EYE」とは
CAD EYEとは富士フイルムの内視鏡診断支援機能のブランド名称です。膨大な臨床データから深層学習(Deep Learning)を活用して開発。内視鏡検査における病変の検出と鑑別をサポートします。
内視鏡洗浄システム


高い感染管理に応える内視鏡洗浄消毒システム『ENDOSTREAM』を導入しています。
内視鏡用の高水準消毒剤として実績のある「過酢酸」を使用しています。
過酢酸は殺菌力が強く、5分間の浸漬で高水準消毒が可能であり、肝炎ウイルス、HIV、結核などの「内視鏡を介して感染を起こす既知の病原体」についてはすべてに殺菌効果があります。
内視鏡は粘膜に直接接する検査であるため、常に高水準消毒を行います。
最終的には酢酸と水と酸素に分解され、環境中に排出しても影響が少ないとされています。
※安価であるため一般のクリニックで汎用されている強酸性水については過酢酸とは違い高水準消毒薬には該当せず、今後消化器内視鏡の感染制御に関するガイドラインの改訂に際して改めて検討される予定であります。
炭酸ガス(CO2)送気システム


内視鏡用炭酸ガス送気装置GW-100は内視鏡を使用して消化器管腔内を観察する時に空気の代わりに生体吸収性に優れている炭酸ガスを送気する装置です。
炭酸ガスは空気より200倍吸収が早いため、腸管内に入った炭酸ガスは速やかに吸収され、検査中の患者さまの膨満感からくる苦痛を緩和することが可能となり、よりスムーズで、安全な内視鏡検査をサポートしてくれます。
検査費用の概算
| 検査名 | 1割負担 | 3割負担 |
|---|---|---|
| 胃内視鏡検査 | 1,500円 | 4,500円 |
| 胃内視鏡検査で組織検査を行った場合 | 3,000円 | 9,000円 |
| 大腸内視鏡検査 | 2,000円 | 6,000円 |
| 大腸内視鏡検査で組織検査を行った場合(1臓器) | 4,500円 | 13,500円 |
| 大腸内視鏡検査で組織検査を行った場合(2臓器) | 6,500円 | 15,500円 |
| 大腸内視鏡でポリープ切除(2cm未満)した場合 | 8,000円 ~ 1,0000円 |
28,000円 ~ 30,000円 |
上記は概算です、多少増減する可能性があります。
※2014年11月現在


